2015/06/07

それってホント?ー事実と解釈ー

それってホント?ー事実と解釈ー

2人の関係は?


あなたは、
ある駅で既婚のはずの知人が異性の方と二人で、
笑顔で話しながら歩いているのを見かけました。
この関係は、いったいどのような関係なのでしょうか?
配偶者?
それとも、人には言えない関係?
先ほど偶然ばったり会っただけの単なる学生時代の友人?
会社の同僚?
仕事上の知人?
ひょっとしたら、路上アンケートに作り笑いで答えているだけ?
頭の中にはいろいろな想定が駆け巡る最中でも、
二人はとても楽しそうに話しを続けています。
この二人の関係の謎は、深まるばかりです・・・。
その真相は、
本人同士にしか分からないかもしれません。
 

目の前の出来事は、「事実」? それとも「解釈」?


人は、起こっている
ある出来事を目の当たりにした時、
それが起きているホントの理由を正確に受け取って、判断できるとは限りません。
むしろ多くの場合、
知らず知らずのうちに、
自分の推測や解釈を交えた
不正確な判断をしてしまっていることがあります。
しかも、好意的な解釈からの判断ではなく、
相手にとってはマイナスな解釈による判断をしてしまうことも少なくないのです。
要するに、
実際に、最初の例のような場面に出くわしたとき、
「えっ? 人には言えない関係なのでは?」
と思う方も多いのではないでしょうか?
私も、実際にその場面に出くわしたら、そう思うかもしれません(笑)。
ここで終われば笑い話で済むのかもしれませんが、
人によっては見てきたことのすべてが事実のように
第三者に口コミしてしまうことがあります。
最初の例で言うと、
本人の知らないところで不倫疑惑が持ち上がってしまいます(それが真実なら自業自得なのですが・・・。)。
『事実』は、
「知人があなたの知らない異性と笑顔で話しながら歩いていた」
ということだけで、それ以上もそれ以下でもありません。
この事実に
「異性と笑顔で歩いているのは、きっとただならぬ関係に違いない(=不倫関係に違いない)」
という見た人の『解釈(思いこみ)』が加わって第三者に伝わり、
これを聞いた第三者は、さらに独自の想像を付け加えた解釈(尾ひれ)をつけて
別の第三者に伝えていきます。
こうなったら、もう収集はつきません。
私も、このような経験をしたことがあります。
大学時代に友人女性(単なる同じ学部の知人のAさん)と話しながら大学構内を歩いていました。
これを見たAさんと同じサークルの方が、
Aさんに好意を抱くAさんのサークルの先輩B(男性)に
「Aさんは付き合っている人(私のことのようでした)がいるから、Aさんのことを諦めろ」と忠告していたそうです。
これをキッカケに、私は先輩Bから目の敵にされ、
Aさんのサークル内で、私はすっかりAさんの彼氏になっていたようです。
こんなこともありました。
私が会社員の頃、
独立開業のために会社を退職するにあたり、
私の担当していた業務を女性部下(Cさん)に引き継ぎをする必要がありました。
しかも、短期間で引き継ぎを完了しなければならないこともあって、
食事や休憩時間も含め、勤務時間ほとんど行動を共にしていました。
後から聞いたのですが、
私とCさんは不倫関係ということになっていたそうです(爆笑)。
 

「事実」と「解釈」を見極められる目を持つ


ある事実を見たり、経験したりしたことに対し、
自分の勝手な解釈をして第三者に口コミしている段階では、
その噂もいつかなくなるので良いのかもしれません。
しかし、問題なのは、『解釈』を『事実』として、思いこんでしまうことです。
特に、開業当初にしたミスなどについて、
「事実」と「解釈」の区別を付けないと厄介です。
例えば、
顧客獲得のための営業で大きなミスをして、
お客様から大変なお叱りを受けてしまったとします。
「自分は営業には向いていないのかもしれない」とか、
「自分はすぐにミスをしてしまう」などと考えるようになったとしたらどうでしょうか。
この場合、「ミスをした」ということが『事実』であって、
「営業に向いていない」とか「自分はすぐにミスをする」というのは、
自分自身の勝手な『解釈(思いこみ)』です。
この区別がつかず、
この解釈を繰り返していくと、
ちょっとしたミスをしたときも、
そのミスを「出来ない自分」を裏付ける更なる証拠として蓄積し、
出来ない自分を作り上げていってしまいます。
このことは、
一般の会社内での
上司が部下の評価をするときにも起こってきます。
人事考課(評価)の用語としては、
「ハロー効果」というのですが、
ある部下が、ある特定の業務について、非常に良い(悪い)成績や行いをしたとします。
そうすると、その上司は他の業務や人格的にも良い(悪い)と解釈(思いこみ)をして、
良い評価をしてしまうことがあるのです。
人事評価制度導入時の「考課者訓練」を行った際にも、
よく見受けられますが、これでは部下の正確な評価は出来ませんし、
部下の育成にも影響が出てきますよね。
いずれにしても、『事実』と『解釈(思いこみ)』を
きちんと区別できる眼を持ちたいものですね。
 
 
 

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