2017/10/13

社労士を取り巻く現状と将来性~バラ色の未来が実は待っている?~

社労士を取り巻く現状と将来性~バラ色の未来が実は待っている?~

日本の労働人口の約49%がAI等で代替可能に!?

野村総研と英オックスフォード大学のM.オズボーン准教授、カール・ベネディクト・フレイ博士との共同研究によると、日本の労働人口の約49%が人口知能やロボット等で代替可能になると言われています。人口減少に伴い労働力の減少が予測されている日本において、AIやロボット等を活用して労働力を補完することは喜ばしいことに思えますが、労働人口の約49%が将来仕事がなくなるというのは大変な衝撃だと言えます。

この研究によると人口知能やロボットに代替可能性が低い100種の職業がリスト化されているのですが、まんが家、外科医、シナリオライター、エコノミスト、映画監督などの創造性豊かな職業は代替可能性が低いとされています。一方、人口知能やロボットに代替可能性が高い職業は、保険事務員、行政事務員、銀行窓口、会計監査係員、データ入力係などのデータ入力や反復性が高い業務、判断が求められることが少ない職業が挙げられています。
 
さらに、日本経済新聞とファナンシャル・タイムズの調査によると、一番人口知能やロボットに代替が難しいだろうと予測される社長(CEO)ですらも、業務のうちデータ解析など22%の業務がロボット化でき、販売戦略を練ったり不測の事態に対応する等CEOの業務のうち78%は人間しかできないと言われています。最高経営責任者の仕事さえも、一部はロボットで代替が可能だというのです。

社労士に未来はあるのか?

このような中で社労士の業務は一体どうなるのでしょうか。

社労士業務と言えば1号、2号、3号業務と業務の種類が分かれています。おさらいですが、1号2号業務とは書類の作成、提出手続きの代行、事務代理のことを指し、3号業務とは、「事業における労務管理その他の労働に関する事項及び労働社会保険諸法令に基づく社会保険に関する事項について相談に応じ、又は指導する」業務です。3号業務は独占業務ではないため、社労士以外も行い得る業務となっています。

再度人口知能やロボットが得意とする仕事の特徴を見てみると、AIやロボットはデータ解読や反復作業、単純作業が得意だと言えます。また戦略を練ったり、不測の事態に対応したり0から1を生み出すこと、判断力を要する仕事は難しいと言えます。

それではこの書類の作成、提出手続きの代行、事務といった社労士の1号2号業務はいかがでしょうか。AIやロボットがまさに得意とする領域ではないでしょうか。

バラ色の未来が待っている?社労士業務

これまでの話しだと暗い未来を想像してしまいますが、社労士の未来は真っ暗なのでしょうか。答えは1号2号業務にとどまっている社労士は「お先真っ暗」だと断言します。企業も生き物。どんどんAI、そこまでいかずともクラウド化、システム化、ロボット化が進んでいます。リクルート社では採用の選考もAIで行っている時代です。実際給与計算業務について言えばデータ入力をしたら一瞬で支給金額が出るため、社労士が介在する必要がないと考える企業も増えてきています。企業が進化しているにもかかわらず、時代の流れやクラウド化、システム化に追いつかないと、社労士だけでなく全ての職業が職業として成り立たないことは明白ではないでしょうか。
 
とはいえ暗いニュースだけではありません。2016年からのこの働き方改革の流れは社労士にとっては追い風と言えます。長時間労働削減、休暇取得促進、テレワーク等の制度設計等、社労士の得意分野がまさに働き方改革の中心です。これらの時流に上手く対応できる社労士も含めた士業こそ、これからの士業だと言えるのです。

社労士がこれから生き残るためには

さらに、ロボットや人口知能は判断や、相手の気持ちを汲んでコミュニケーションをすることは得意ではありません。システム化、ロボット化が進めば重要なのは従業員同士のコミュニケーションや士気を高める方法という側面になってくると思われます。さらに、日経新聞とファナンシャル・タイムズの調査によると「おもてなし」は人間ならではでは行うことが出来るものだとされています。例えば小売業では売り場の掃除や原価計算といった小売業の48%の業務はロボット化が可能ですが、顧客に挨拶をしたり質問に応じたり、顧客に製品の説明をすることなどのおもてなしの部分である52%の業務は人間ならではと言われています。
 
顧客とのコミュニケーションを密にとり、質問に応じ説明をすること、さらにお客様に喜んでもらうよう「おもてなし」をするという視点は、ロボット化、人口知能に代替が難しい部分です。この点に力を入れて差別化できる社労士、士業こそが強い士業だと言えるのです。さらにこの働き方改革の流れもあり、まさに「おもてなし」が出来、働き方改革についてのお客様の相談にものることが出来る社労士ははバラ色の未来だと言えるのです。

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