2016/10/25

司法書士事務所に入るための4つの条件 ~最近の司法書士求人事情~

司法書士事務所に入るための4つの条件 ~最近の司法書士求人事情~

司法書士は活躍できる場が広く、就職にも有利な資格の一つです。一般企業であっても、業種を問わず、司法書士の有資格者に対するニーズはありますので、特に司法書士に対する求人は出していなくても、司法書士の肩書は歓迎されるのが一般的です。

ところが、司法書士の王道、司法書士事務所で働こうとすると、そう簡単ではありません。
司法書士業務は幅広くある一方、“どうしても司法書士の有資格者が必要”という状況は、そうコンスタントに発生するわけではありません。また、弁護士など他の専門家がいれば足りる、或いは、そうした専門家が司法書士の資格も持っているというケースも多く、司法書士業務を生業とするのは、意外に大変です。
そのため、「司法書士事務所」として成り立つところは決して多くありません。また、その多くは司法書士が一人から数人程度で運営している零細事務所で、二桁人数がいれば、中堅・大手の司法書士事務所というくらいです。

このような状況ですので、司法書士事務所の求人は、決して多くありません。また、求人があっても、その少ない求人枠に多くの司法書士が応募することになり、採用されるのは簡単ではないでしょう。
それでも、司法書士事務所に入りたい!となったら、どうすれば良いでしょうか。

■その1:求人を探せ!

司法書士事務所で働こうと決めたら、当然のことですが、求人を探してください。
ハローワークにはこうした専門職の求人もありますし、司法書士会でも求人・求職の支援をしています。他にも、インターネットの求人サイトや専門家紹介サイト、就職エージェントなどを活用する手もあります。

探し始めてみると、意外にたくさんあるじゃないか、ということになるかも知れませんが、気を緩めてはいけません。この中で、求人に応じても良さそうな所を絞り込むと、恐らくかなりの求人が落ちてしまうはずです。
例えば、司法書士事務所の求人でも事務員に対する求人であったり、勤務地や待遇などを考えると事実上受けられない求人であったり、といった具合です。また、大手の司法書士事務所では、出身大学や年齢で求人を制限していることも珍しくありません。
また、司法書士事務所をとりまく環境が厳しい中、順風満帆の司法書士事務所はそう多くありませんので、経営面でも安全そうなところに絞らないと、入ってから思わぬ苦労をする恐れがあります。

一般企業と違って、いわゆる“就職時期”というのは、司法書士の求人にはありません。
司法書士事務所に入ろうと思ったら、早いうちから情報をたくさん集め、焦らずに、優良な求人を選び出すと良いでしょう。

■その2:求人元とのマッチングは?

良さそうな求人を見つけたら、自分に合う司法書士事務所か?ということも、慎重に考えてください。
まず、キャリアプランに合うこと。
例えば、将来独立して司法書士事務所を開きたいと思っているなら、地元の有力司法書士の事務所に入ってしまうと、開業しづらい立場になってしまうことがあります。また、キャリアを積んでから大手に転職するつもりだったのに、一人司法書士事務所を選んだら、実は、事実上の後継者探しで、抜け出せなくなってしまった、というケースもあるでしょう。
将来、司法書士としてどのようなキャリアを積んでいくのかよく考え、それに合う求人を選んでください。

また、スキルに合う求人という点も重要です。
求人を出す余力のあるような司法書士事務所は、司法書士業務に加えて、何らかの強みを持っているはず。これに、自分の経験や能力が活かせれば、活躍の場が増えますし、採用される確率も高くなります。
転職の場合には、いままでの司法書士経験に合うところ、クライアントの規模や業種が近いところであれば、win-winですね。司法書士としての能力に限らず、例えば、一般企業に勤務していた経験があれば、同業をクライアントとして持つ司法書士事務所の求人を探してみましょう。もし、新卒で活かせる経験がないのであれば、サイトで人材育成を謳っている司法書士事務所の求人に狙いをつけると良いですね。

■その3:強みを挙げる

こうして、良さそうな求人に絞り込んだら、自分の強みを考えてください。
これまでの職歴や職務経験、持っているスキルなどを棚卸し、アピールできるものを選び出す作業です。

このときには、先にお話ししたように、その司法事務所から見て魅力になるものは何か、と考えることが大切です。クライアントと同業種について司法書士経験がある、或いは勤務経験がある、といった具合ですね。外国法人を顧客として持つ司法書士であれば、語学のスキルがあれば歓迎されるでしょうし、司法書士業務に加えてコンサルティングにも力を入れているところの求人であれば、コンサルタント経験者や一般企業での経営経験などは有利にはたらきます。

また、ニーズは司法書士業務に限りません。
営業の経験がありスキルを持っている、或いは、ITに強く、業務のシステム化やウェブマーケティングなどに貢献できる、といった人材は、どの司法書士事務所でも喜ばれるはず。
こうした司法書士事務所の運営という面からも、強みを探してみましょう。

■その4:書類には全力投球

アピールするポイントが揃ったら、求人に対する応募書類を作りますが、ここは全力で取り組んでください。司法書士業務は、かなりの部分、いわゆる“書類仕事”ですから、一般企業の求人に出す書類とは、ウェイトが違います。

必要書類が足りない、誤字脱字がある、締切日に間に合わない、などというのはもちろん論外。その段階で、失格です。
見た目も内容も、正確で、きちんとしていることが肝心。過不足なく、簡潔に、論理的に書いてください。一般企業では、目立つことも重要であり、ユニークさが功を奏することもありますが、司法書士の求人でそれを期待してはいけません。正攻法でいきましょう。

内容には、先ほど選び出した自分の強みを、簡潔に、明確に盛り込んでください。
相手の立場に立って、“この司法書士は役に立ちそうだ”と思われるように、工夫しましょう。

さて、司法書士事務所に入るためのポイントをご紹介してきましたが、いかがでしたか。
就職は、司法書士キャリアを大きく左右する重要な岐路。目ぼしい求人がなく、焦ることもあるかと思いますが、妥協してはいけません。
幸い、求人の機会は年間を通じて一定しており、最終合格発表の後、研修が始まる頃、といったピークはある程度あっても、“それを逃してはまずい”というものではありません。
長期的なキャリアプランも含めてよく考え、最適な道を選んでください。

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