2016/10/24

行政書士事務所に入るための3つの条件 ~最近の行政書士求人事情~

行政書士事務所に入るための3つの条件 ~最近の行政書士求人事情~

行政書士の資格は、汎用性の高い国家資格の一つで、比較的取得しやすいのも人気の原因の一つ。取得したい資格ランキングに、行政書士が挙がるのも、すっかりおなじみになりました。

とはいえ、その資格を活用する段階になると、少々問題があります。

色々な場面で使える資格ですので、行政書士有資格者という点を強みに一般企業やコンサルティング会社などを目指す手はありますが、行政書士事務所の求人を探そうとすると、これはそう簡単にはいきません。

行政書士の業務はたくさんあっても、弁護士事務所や会計事務所などが併せて請け負える体制を整えていることが多い上に、一般企業でも、社内に行政書士を抱え、自分たちで行政書士業務をこなしてしまうケースも珍しくありません。「行政書士事務所」として事務所を構え、求人できる余力のある行政書士は、実はそう多くないのです。

 

そうはいっても、行政書士なのだから、行政書士事務所でキャリアを積みたい!と思ったら、どうすれば良いのでしょうか。

 

■なぜ行政書士事務所?を考える

まず、“なぜ行政書士事務所の求人に応募するのか?”という点を、改めてよく考えてみてください。最初にお話ししたように、行政書士の資格を活かす道は色々あり、その中で、行政書士事務所に入る道は、そう簡単ではありませんし、バラ色の将来とも限りません。それでもなお、行政書士事務所を選ぶのは、なぜでしょう。

大手行政書士事務所に入って、そこでパートナーを目指す、というのも一つでしょう。また、将来独立して、自分の行政書士事務所を開きたい、他の資格も取得して行政書士の資格を持つコンサルタントを目指すなどというのもありますね。

 

どれが良い・悪いということではありません。

問題なのは、“なんとなく”で行政書士事務所の求人に応じること。

方向性がはっきりしないまま求人情報を集めても、迷いが出るばかりですし、求人への応募書類を書く、面接を受ける、というときにも、自信を持って説明ができず、採用すら危うくなってしまいます。

行政書士としてのキャリアプランは、最初にきちんと考えておきましょう。

 

■求人内容を見極める

次のポイントは、優良な求人を見極めること。

行政書士の求人は多くない、とご説明しましたが、実際に探し始めると、意外に数は多く見つかるでしょう。でも、“なんだ、求人はたくさんあるじゃないか!”と安心してはいけません。この中から、受けるべき求人情報を探すのが肝心、かつ難しいところです。

 

まず、入ってから後悔しないところを探してください。

行政書士事務所は、いわゆる“一人事務所”が多く、そこで求人情報を出している場合には、実質的に後継者となる行政書士を募集しているケースがあります。もちろん、それがキャリアプランと合っていれば良いのですが、“まず何年か経験を積んで”と考えているのであれば、要注意ですね。また、零細行政書士事務所の場合、経営的に難しいケースも少なくありませんので、入ってからの生活の安定という点にも、注意が必要です。

中堅、大手の行政書士事務所の場合には、求人の内容をよく見てください。行政書士の業務は、カバー範囲が広い一方、膨大な書類を作成したり提出したりする中での様々な“雑用”も大量に発生します。これをサポートする事務員を補充するための求人だとすると、危険です。忙しいばかりで、行政書士の経験を積めなくなってしまいます。

 

自分の強みと合っている求人を選ぶのも、成功へのポイントの一つです。

行政書士の業務は幅が広く、業種による縦割りになっていません。そのため、同じ「行政書士事務所」であっても、不動産を中心に扱うところの求人と、建設業に特化した行政書士事務所の求人とでは、求めるスキルが違ってきます。

自分の職歴や行政書士としての経験、キャリアプランなどと照らし合わせて、できるだけ合う求人を選ぶことが、合格の確率を上げますし、将来にも役立つことになるのです。

 

■行政書士以外のスキルも磨く

もう一つの成功のポイントは、行政書士プラスアルファの能力を身に付けておくこと。

これは、求人に応募するときに役立つだけでなく、その後の行政書士キャリアを積んでいく間にも、ずっと強みとなります。

 

例えば、行政書士業務の多く発生する不動産業界や建設業界については、幅広く知識を習得しておきましょう。

例えば、書類上の手続きだけでなく、許認可の制度そのものを熟知し、改正などがあればすぐに情報を入手できるように、自分なりのノウハウを確立しておくのも良いでしょう。もちろん、これは、求人に応じて書類を出したり、面接を受けたりするときに、積極的にアピールしてください。

 

併せて、行政書士以外のスキルも、身に付けておくと有利です。

行政書士事務所では、純粋な行政書士業務だけではなかなか存続が難しくなっているのが一般的ですので、そこで役立てられる能力があれば、求人情報への応募者の中でもひときわ目立つはず。

例えば、コンサルティング業務に手を広げたい行政書士事務所にとっては、コンサルタント経験者、一般企業でのマネジメントの職歴などは、魅力的な求職者ですね。

 

行政書士事務所の運営に役立つスキルも、歓迎されます。

ニーズが高いものとして挙げられるのが、ITの技術。

これは、ウェブマーケティングに活用して、集客に貢献することも期待されますし、クライアントの許認可管理のシステム化など、業務の効率化にも活かせますね。

また、営業経験も、求人に応じる際、アピールできるポイントです。

大抵の行政書士事務所では、新規顧客の獲得には熱心な一方、得手ではないケースが多く、クライアントを獲得できる行政書士は歓迎されます。

このように、求人元の立場に立って、どのような行政書士が求められているのか考え、それ

に応えられるスキルを身に付けておきましょう。

 

行政書士事務所への就職について、成功へのポイントをご紹介してきましたが、いかがでしかたか。

求人そのものが限定されており、その中から、自分に合い、かつ優良な求人を、となると、決して簡単ではないでしょう。とはいえ、早い段階から周到に準備を整え、必要なスキルを身に付けて臨めば、きっと、目指す行政書士事務所に入れるはず。

ぜひ成功させて、行政書士キャリアを着実に築き上げていってください。


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