2016/09/20

編集長インタビュー(経営者)

【第1回】理屈とレギュレーションの間を埋めるプロの士業が必要

【第1回】理屈とレギュレーションの間を埋めるプロの士業が必要

堀篤さんに経営コンサル業界と士業のかかわりについて聞く

 弁護士、公認会計士、弁護士の先生など、上場企業のお手伝いをやりたいという方はいっぱいいると思います。独立しているけどそのツテがない、大手の税理士法人・監査法人に入っていたけれど、その法人自体の顧客には手を付けられないということで苦しくなってしまった方。士業の先生のためになる、業界と士業のかかわりについて、大手上場企業のIR、財務コンサルティング、研修等で多忙な日本マネジコ社長:堀篤氏にお聞きしました。(全3回)

 

【第2回】韓国と中国の国際業務に詳しいプロの士業が必要

【第3回】証券業界は独立役員ができるプロの士業が必要


――業界と士業のかかわりについて教えてください

 

堀:僕が仕事として関わっているのは、上場会社さんと証券系の会社さんです。例えば、上場会社と未上場会社の買収案件では、買収対象会社の持株会社を作ってそれを買収するということがあります。持ち株会社を作るときは現物出資でやりますから、買収されるほうにとっては、登記費用などを考えるとあまり高い値段で現物出資したくないけど、買収してもらう時には高い値段でやってもらいたいというニーズが生じます。買収する上場会社が、もしそれでディールがスムーズにいくならそれでいこう、となると私たちの腕の見せ所です。

 

しかし、一度安い値段の現物出資で会社を作っているのに、それを高い値段で買うというのはそもそも矛盾していないかと考える人もいます。当然、東証などが見たときにこれはおかしくないですかとなりますね。

 

こっちで一千万で出資した会社が、こっちはなぜ一億で買っているんですか?みたいな話になるんですね。そうするとそれを説得にかからなければいけない。だから、そういうことにつき合っていただける士業の先生が必要になってくる。

 

結局、理屈とレギュレーションの間、ここをどう埋めていくかという仕事がものすごい大事で、本当にプロ中のプロの先生が必要です。例えば、予約権の価値算定なんかもそうです。例えば、モンテカルロで評価しました。だけど、ブラックショールズで評価したらこうなる。この間の歪をどう埋めるかみたいなところもちょっとあります。

 

算定方法の違いによって、価値算定が変わってしまう。みんな予約権は安い値段で欲しいですからね。価値算定なんてちょっとした数字の違いで大幅に変わってしまいます。あまり恣意的な値段だと、これおかしくないかとなってしまいます。東証からはすぐに警告されます。

 

――だからプロの弁護士先生とか会計士の先生が必要になる

 

堀: 3月とか5月の確定申告とか法人申告の時期になるとめちゃくちゃ忙しいじゃないですか。その時期にやらなければいけないことがいっぱいある。なので、ちょっとでも人手が欲しいから僕らは急いで探すことになります。

 

――普段お付き合いいただいている先生もいらっしゃるじゃないですか。足りないということですか?

 

堀:全然足りません。

 

――それはシーズンに対して足りませんか? 年トータルで足りませんか?

 

堀:シーズンが圧倒的に足りません。そのシーズンになって急にお願いしても、僕らも急に紹介されても、どのくらい話のわかる先生かがわからないですからね。

 

――わかる士業の先生がいたとして、どれくらいの期間が欲しいですか?

 

堀:2週間ぐらいでしょうか。スキームつめて先生と話し合えば、大体こういう考え方をするんだということはわかりますから。



この記事には続きがあります

続きを読む場合は、ログインしてください。会員でない方は会員登録へお進みください。

購入が完了しました

引き続きのご利用をお待ちしております。
詳しい内容はマイページより確認できます。

決済が失敗しました

このコンテンツの購入は完了しておりません。
再度購入を行ってください。

メールアドレス認証が完了していません

認証手続きが完了しないとご利用になれません。 再送する

ログイン

評価の投稿やお気に入り登録、誰かをフォローするにはログインが必要です。

パスワードをお忘れの方はこちら

会員でない方はこちらから無料会員登録ができます。

ログイン

メールアドレスとパスワードをご入力ください。

パスワードをお忘れの方はこちら

会員でない方はこちらから無料会員登録ができます。

無料会員登録

メールアドレスとパスワードをご入力ください。

ログイン

メールアドレスとパスワードをご入力ください。