2016/07/31

編集長インタビュー

モノづくり革命の現場の人たちへ 【弁理士:富澤正】

モノづくり革命の現場の人たちへ 【弁理士:富澤正】

【第2回】「ベンチャー企業を守るためには、自ら実行しなければならない」
弁理士として自らアイデアを積極的に提案している富澤正氏に
『開放特許』についてお聞きしました(全4回)

【第1回】弁理士とはアイデアを創ってそれを守り広げていく仕事

【第3回】過去に何人も挑戦して敗れ去った「開放特許」

【第4回】脱・下請け ~リスクを小さくした商品開発の方法~


使われていない知的財産を使ってそれを利益に活かす。自治体として初めて本格的に取り組んだ川崎市の知的財産交流事業(通称:川崎モデル)も大成功と呼ぶには程遠い状況だ。弁理士業界、中小企業の事業と地域経済の発展のために挑戦する情報雑誌『開発NEXT』はなぜ作られたのか――


――弁理士になれる人は、他の士業に比べて少ないですよね?弁理士の一人として弁理士も余っていると実感しますか?

 

富澤:特許出願が私たちの行う最も大きな仕事なんですが、特許出願は年間で30万件の仕事がありました。でも2008年は40万件あったんです。つまり25%減ってるわけですよね。だから全体の市場が減っている中で、弁理士の数は2008年の段階で7789人いたのが、いま1万人いるわけですから、数の比では反対になっているわけですね。

 

だから市場としてはあぶれてきている。単価も当然下がってきています。だから、専門性があるとか、自分にしか出来ないことを打ち出していくしかないですよね。やはりプラスアルファがいる。


――プラスアルファが『開発NEXT』ですか?

 

富澤:川上から川下に流れて行くモノづくりの工程は、まずものを作り、その次に試作品を作って大量生産して販売するという流れがあります。弁理士はアイデアを創るという川上にはタッチできるんですけど川下の販売まではかかわっていない。

 要は、アイデアを創ったんですけどそれを実現できないというお客さんが結構いらっしゃるわけなんですね。そういうときに今までの弁理士像になると、ただ単に自分は専門外だからという意図で、アドバイス出来ないからと断ってしまいます。いま所属するコスモス特許事務所から別の形で動いているのは、弁理士としてアイデアを実現化させてあげる、販売していく、そういうところまでお手伝いできないと片手落ちではないかと思っての行動です。

 今後の大きな流れの中で士業もいままでの専属業務だけ、僕たちであれば特許出願業務、商業出願業務だけにとらわれるのではなく、それ以降のアフターサービスまでやっていくべきだという思いが、今回のフリーペーパーに繋がっています。


――では、なぜ小冊子を作られたのでしょうか?

 

富澤:モノづくりの現場の人たちは、基本的にインターネットほとんど見ません。なぜかというと、モノづくりの会社はインターネットを遮断されている環境のところが多いからです。重要な機密情報とか、また現場の人たち手が脂ぎったりしているなどなかなか触ることも少ないです。いつもモノをいじっているからインターネットとは遠い環境にあるんです。


そういう人たちが必ず見る、例えば「クラウドファンディング」について検索したらいろいろな会社出てきますけど、みなさんクラウドファンディングを知らないんですよね。「3Dプリンター」がどこの次元までできるか知らないですよね。でもそういうのを伝えることが出来るのは紙冊子しかないと。だからあえて紙冊子にしました。

 

――あえて一人、この人に向けてメッセージを発信するとすると、製造業の中の特にどういう人になりますか?

 

富澤:それは、開発に熱心な人ですよね。そういう人に向けてお送りします。

 


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