2016/06/22

代書屋以外の可能性

代書屋以外の可能性

行政書士の起源

 「行政書士」の起源について考えるとき、なくてなはならないひとつの法律があります。それが、1872年(明治5年)に制定された「司法職務定制」です。これは、日本が幕末から明治維新という動乱の時代を経て近代化を進めていく中で、西洋諸国にもひけをとらない司法制度の構築を目指したものです。

 この法律によって、「証書人」「代書人」「代言人」という資格が誕生しました。現在でいうところの、

「証書人=公証人」、
「代書人=行政書士、司法書士」、
「代言人=弁護士」です。この代書人制度が、行政書士のルーツです。

ただし、最初のころの代書人は、

(1)裁判書面の作成、
(2)登記事務代理、
(3)それ以外の書面の作成 を包括して行うことができる資格でした。


司法代書人の登場

 明治時代の後期から、訴訟書類の作成」と「登記申請代理」を専門的に行っていた代書人が、自分たちの業務は、前述の「(3)それ以外の書面の作成」を行う代書人(一般代書人)とは異なる専門領域であると意識し、団体をつくり、いわゆるロビー活動を行うようになりました。その結果として、1919年(大正8年)に「司法代書人法」が制定され、「一般代書人」と「司法代書人」が明確に区分けされることになりました。

 今現在の「行政書士」と「司法書士」の違いは、この司法代書人法の制定から始まります。司法代書人法で、司法代書人が行う職務等が制定された結果、専門職が扱うことと決まった書面以外の残された代書手続きが、一般代書人の業務範囲となりました。ただし、この時点では「一般代書人」という資格は法律上整備されておらず、だれでも参入可能な職務でした。


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