2016/01/20

弁護士の参考書どれを選ぶべき?

弁護士の参考書どれを選ぶべき?

参考書の位置づけ

  弁護士になるためのプロセスとしては、法科大学院(ロースクール)を卒業して、司法試験を受けることが一般的です。 その過程では、第一に法科大学院に合格するための試験勉強、司法試験を受けるにあたっての勉強の大きく2回の試験を突破しなければなりません。これらの試験を乗り越えるためには、参考書の力を借りることになります。   それぞれの対策を行う学校が数多くありますが、それと同様に弁護士を目指す人のための参考書もいくつもの種類のものが書店に並んでいます。   書店に足を運んだ人の中には、一体どの参考書を選べばいいのか迷ってしまった人も多いかと思います。そこで今回は、有名な参考書を紹介しながら、どれを選べばよいのか考えるための手掛かりを示していきます。  

憲法

  司法試験の勉強を行うときには、分野ごとに「基本書」と呼ばれる参考書があります。まずは憲法の基本書から挙げていきましょう。   ・芦部信喜(高橋和之補訂)『憲法 第六版』岩波書店   憲法の基本書といえばまずはこの一冊です。芦部の憲法理論・憲法解釈は長らく通説とされてきており、基本的な憲法の考え方はこれを丹念に読解することで身に付くでしょう。 現在では異論が付されたりして、新しい学説が現れはじめていますが、このテキストが主要な一冊であることに変わりはありません。   改定を重ねる中で芦部教授がなくなってからは、それを引き継いだ高橋教授が内容の見直しや追加を行っています。そのため、版を重ねるごとに新たなトピックが加えられており、現在の論点への対応性をいう観点からもおすすめできます。  

民法

  次に民法の基本書を紹介していきます。民法は扱う範囲が非常に広いため、2冊を挙げました。   ・佐久間毅『民法の基礎1 総則 第3版』有斐閣   これはもっと有名な民法の基本書といっても過言ではありません。   内容は民法の総則について解説しており、その理解しやすさと応用可能性には定評があります。基本的な法令の要件だけでなく、その効果についての説明や発展的な論点などを網羅しており、まずはこの1冊から仕上げていくのが良いのではないでしょうか。   もちろん、参考書には個人との向き不向きがあるため全ての人におすすめできるとは限りませんが、定評ある基本書の1つとしてまず挙げることができます。   ・中田裕康『債権総論 第三版』岩波書店   こちらは債権総論について扱った参考書です。債権は民法の中でも特に重要な分野の一つですが、弁護士経験をもつ中田教授の解説は参考になる知見がちりばめられています。勉強を始めたばかりの人にも、司法試験を直前に控えた人にも勧められる間違いのない参考書です。  

刑法

  ・山口厚『刑法総論 第2版』有斐閣   憲法という分野は様々な学説が対立しており、これといって確立された理論が存在しないのが現状です。そうした中で、山口教授の参考書は結果無価値論を採用しながら一貫した記述を行っているため、   まずはこの1冊で説明される考え方を習得し、そこから他の学説に手を広げていく勉強法をおすすめします。 一見すると独特な理論構成に戸惑うかもしれませんが、一度理解すると筋の通った憲法総論の見通しを得ることができます。   以上では、憲法・民法・刑法の3つの分野にわたって代表的な基本書を紹介してきました。   主要な参考書は岩波書店や有斐閣から出版されていることが多く、出版社を見ることも参考書選びの手掛かりになるでしょう。この3つは司法試験の短答式試験で課される分野でもあります。 自分に合った参考書を探して、計画的に勉強を進めていきましょう。

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