2015/05/19

新人弁護士今すぐ開業!?修行!? ~増える新人弁護士の開業バリエーション~

新人弁護士今すぐ開業!?修行!? ~増える新人弁護士の開業バリエーション~

法人化された事務所の増加!多様な働き方が可能に



昔のように弁護士自体が少ない時代は、いわゆる丁稚奉公のように、給料は安くてもボスに手取り足取り仕事を教えてもらってひととおりのことを覚えたら独り立ちするスタイルが主流でした。他の弁護士のところにいるのはあくまで一時的なもので、独立を前提としていることが普通と思われていました。



しかし、弁護士などの士業が法人化できるようになったことも影響し、仕事を覚えてからもずっと勤務を続けて会社員と同様の立ち位置を保つ資格者も増えてきました。



また、女性弁護士の増加によって家庭と両立するために当面は独立を避けたいという傾向も出てきましたので、法人事務所はその受け皿としても有効に機能しているといえるでしょう。




合格後すぐ独立?それとも永遠勤務?



合格後、司法修習を終えたらすぐ独立というパターンは就職先の少ない
地方都市などでは特に見られる傾向ですが、自分のやった仕事はすべて自分の収入になる反面、危険を伴うともいえます。何よりも信頼が大切な法律家の業務にとって、業務上の判断ミスで顧客に損害を与えてしまうことは致命的といえるからです。



他の事務所に勤めてから独立というのは今も昔も王道パターンといえますが、経営者に守られて安心して業務ができる反面、独立の際に元ボスへの遠慮から同じエリアに開業しづらいなどのデメリットもあります。
近年増えてきている永遠勤務のパターンは、経営する力に自信のない人には会社員のような働き方ができて安定性はありますが、自分が理想とする仕事のやり方ができないことや、待遇面などの不満をずっと抱え続けるリスクがあります。




働くスタイルは人それぞれ!正解はない。



結局、色々な選択肢の中からどれが理想的な開業方法なのかということは、人によって異なるといえます。また、一人の人であってもその時々で置かれている状況によって選ぶべきスタイルは異なってくるでしょう。たとえば子育て中は勤務型だったが子育てが一段落して独立型に切り替えるなど、ライフステージの変遷によって別のスタイルにシフトすることもできるということです。



上記のような例に限らず、たとえば「性格的に営業はどうしても無理」と考える人は永遠勤務というスタイルもありでしょうし、とにかく一国一城の主となることにこだわりがある人は最終的には独立を目指すべきでしょう。独立開業が困難な時代になっているとはいえ、やはり自分の手で事務所を育てることにやりがい、喜びを見出す人も多いからです。



つまり自分の目指すライフスタイルが最終的にどこなのかということを見据えた上で、最も適した開業スタイルを選択することがキャリアを重ねた時の満足度アップにつながるのです。

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