2015/07/31

【特別企画】士業事務所の広報担当が、広報のプロに聞いてみた!

【特別企画】士業事務所の広報担当が、広報のプロに聞いてみた!

中嶋:まずはじめに、伺いたいのですが木下さんにとっての広報って何だと思いますか?木下:そうですね。広報というのは、企業や組織はもとより士業の方にとっても、「自分の存在と社会との関わり」を示す重要な"道具"です。士業の方がサポートしているから、地域の企業や個人が円滑なビジネスができます。士業の方は、大変重要な存在です。だからこそ、もっともっと多くの士業の方にその価値を知っていただきたいです。そして積極的な広報活動をしてほしいです!中嶋:まず事務所のサービスを、ニュースリリースを通して広報していくと考えたときに、士業事務所って普通の会社に比べたら、サービス内容がある程度決まっているのでリリースのネタを探すのに凄く苦労するのですが、何かネタを見つけるコツはありますか?DSC_1305木下:そうですね、そういった意味では士業の事務所がPR(広報活動)をするっていうのはあんまり考えられないんですよね。今までの常識からすると、PUSH型で発言しなくても顧客獲得ができていたので。でも資格取得者の増加と、人口の減少などによって競争が厳しくなってきていますよね。その中で自分のやっていることを外に伝えていくという広報活動は凄く大事になってくると思います。まず、ネタ探し云々の前に、広報がどういうものなのかを知る必要があるんですよ。広報は売り込みじゃないです。そもそもPRとはPublic Relations、公との関係作りのために存在するんです。あくまでも、どれだけ自分が地域社会に貢献しているのかという視点で考えてください。そうしたら自然と何を発信するべきなのか見えてきますから。中嶋:なるほど、必ずしも”新しいこと”に着目する必要はないんですね。私は有資格ではありません。あくまでも広報担当という立ち位置なので直接的に作業に関わることも少ないですし。根本から理解していないせいで、リリースを書くのに苦労することがあるんです。やっぱり法律的なところも含めて、全て理解した上でないと良いリリースって書けないんでしょうか?DSC_1318木下:それはよく色んな会社の広報担当の方も悩まれていますね。ただ、サービスを理解しきっていないというのは一つメリットになるんですよね、実は。リリースを見るのって基本的に一般の方ですよね。特に士業のような専門分野は、専門性が高すぎる情報だと誰もウォッチできないんですよ。全く違う業界の人がみて、何をやってるのか理解できるようなものにしないと。だからよりわかりやすい、世の中の人に伝わりやすい広報ってなにかなって先に考えてください。中嶋さんが分からなければ、世の中にも流布しないということです。中嶋:そうなんですね。では、広報担当として常、日頃心がけなければならないことなどありますか?木下:世の中って今何を追っかけてるのかを意識的に把握することですね。日経新聞を読むとか、TVをみるとか。会社の中だけをみてる人は絶対にリリースは書けません。例えば、草食男子が増えたとか、ファストファッションが流行ってるとか、スイーツブームがきてるとか、なんでも良いんですけど、そういう世の中の流れに自分のサービスを絡めて考えるんです。そうしたらリリースを書く切り口もわかってきますし、自然と自分のビジネスをどう持ってくべきなのかも分かるはずなので。一石二鳥ですよね。会社の中だけをみていると”これでリリース書いて良いのかな”とか思うんですけど、世の中と絡めて考えるだけで、世の中のトレンドにマッチした良い広報が書けるんですよ。ニーズがないものは、人はみないですからね。中嶋:それでいうと、弊社は今年、宅建業許可申請代行数が東京都で2位を取得して表彰されたんですが、それも切り口をかえたらリリースになり得るということですね!木下さん:その通りです。宅建業に関して社会的背景を絡ませるとしたら何がありますか?中嶋:・・・東京オリンピックやアベノミクスによる不動産業の活況ですか?DSC_1313木下さん:そうですね、そいうことです。もちろん社会的背景についてきちんと正確な情報を得るために勉強する必要はありますが、そうやって絡ませていけばいいんですよ。そこから今後の考察をして、自分たちのビジネスを時代に合わせてどのようにシフトさせていくのかを書けばリリースになるんです。中嶋:近年士業界は資格を持っているだけでは食べていけないと言われていますが、例えば何かしらのサービスが特に他社と差別化を図れていなかったとしても、ものすごい広報のパワーがあったとしたら、それだけでその事務所が伸びていく見込みってあるんですか?広報ってそれぐらい大きなパワーをもつものなんですか?木下:そうですね、世の中に知られていないものっていうのは存在しないのと一緒なので。いいサービス・商品を持っていても知られなきゃ意味がないんですよ。ひとつわかりやすくお伝えすると、少し前までは人間の消費行動としてAIDMA (Attention/注意 Interest/関心 Desire/欲求 Memory/記憶 Action/行動)が提唱されてましたけど、ネットの普及によりAISAS (Attention/注意 Interest/関心 Search/検索 Action/行動・購入 Share/共有)というあらたなプロセスが提唱され始めて、実際一般化されていますよね。広報にからめて簡単に言えば、PRしないと、自分から発信しないとまず検索にひっかかってこないんですよ。ってことはこのプロセスから外れますよね。HPが存在しないとか、ブログの更新が去年から途絶えてるとか、そういう事務所をお客様がを信用できるのかって話です。中嶋:できないですね、実際営業してるのかも分からないですし。木下さん:そういった意味で、公との関係作りをPRを通じてやっていかないと競合には勝てないですよね。中嶋:ってことは今更なんですけど、リリースをうつだけじゃなくて、ブログとか、Facebookページとかも広報には欠かせないってことですよね?DSC_1321木下:当たり前じゃないですか(笑)それやってかないと、ここって活動してないんじゃないかって思われますから!世の中との関係性を作っているものは全て広報です。中嶋:逆にHPだけじゃだめってことですか?木下:HPはもちろん必要ですけど、どこかしらに更新情報は載せたほうがいいですね。検索エンジンの上位表示とかにも関わってきますしね。中嶋:ブログ、Facebook、HPの更新情報の内容はサービスのことじゃなくても良いんですか?木下:大丈夫です。経営者自身のことでも良いですし。単純にサービスのことだとすぐにネタ詰まるので。例えばブログだったら、会社で起こったできごととか、、、新入社員の◯◯さんが入社しましたとか。こんな内容でリリースは書けないですけど、ブログだっったら書けるじゃないですか。そうやって広報の場を使い分けてくんです。中嶋:なるほど、士業事務所で広報をやっている人は少ないと思うんですけど、初心者の方は何から始めたら良いですか?木下:簡単なのがFacebookページとブログですね。簡単に、無料でできますから。しかも検索エンジンにも引っかかりますから。もちろん、ちゃんと更新はしてくださいね!なんでも良いです、自分のやっていることをとにかく外に発信していってください。プレスリリースをかきたいなら、ネット上に掲載されてるリリースをみて、サンプルにしていけば良いと思います。すでに世の中には山ほど見本があふれてますからね。どこに発信していくかとかは少し難しい話なので詳しい人に相談する必要はありますが。いますぐできることは山ほどあります!中嶋:ありがとうございます!それでは士業の皆様に最後に一言お願い致します!木下:そうですね~・・・絶対やった方がいいです!!!!!(笑)(笑)生き残りをかけていくためにはまず、自分の存在を示すということが大事です。どんないいサービスを提供しようが、どんな丁寧な接客をしようが、まずは知ってもらうことからはじめないと。お金のかかる広告ではなく、お金のかからない広報を選びましょう!!!(終わり)

【対談者 プロフィール】

DSC_1330木下裕司(きのしたゆうじ)ビジネス書作家 / IT事業投資家25才でWEBコンサルタントとして独立。1年間で50本以上のSNS構築に携わり、ベンチャー企業から上場企業まで、多岐にわたるクライアントを持つ。業務の中で多くの企業が「PR」や「ブランディング」を重要視していないことに気づき、プレスリリース・記者会見・メディア取材対応・出版の支援を開始する。特に新規事業、スタートアップのベンチャー企業などの広報支援に定評がある。DSC_0414中嶋望樹(なかじまみき)株式会社ウェイビー/ウェイビー行政書士法人 広報部マネージャー大学卒業後、ウェイビーグループに入社。独自の方法で広報を学び、入社1年目で行政書士事務所の広報担当にも抜擢。ニュースリリース作成をはじめ、HP更新やFBページの運営なども行う。現在は、自社広報だけでなく、士業向けマーケティング塾のリリース添削なども担っている。

木下さん 広報 推薦本

マス広告が効かない時代の『戦略的PR』の仕掛け方(著:玉木剛) スクリーンショット 2015-07-31 18.53.21

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