2015/06/18

【第1回】大規模企業のニーズを満たす社労士のサービスを考えよう『営業してくれない社会保険労務士』

【第1回】大規模企業のニーズを満たす社労士のサービスを考えよう『営業してくれない社会保険労務士』


はじめに



社会保険労務士に転身する前の8年間、僕はとあるメーカーに勤務する会社員でした。大学卒業後に新卒で入社したその企業は、重要な基幹部品を自動車メーカーに納品する老舗のサプライヤーで、社員数700名超、年商400億円超、国内に4つの生産拠点、営業所・子会社15拠点を構え、さらに複数の合弁会社を設立し、海外でも事業を展開していました。当時その企業は社会保険労務士と顧問契約を結んではおらず、給与計算、公的保険関係の諸手続き、就業規則のメンテナンス、助成金の支給申請といったいわゆる労務管理部門のタスクは、全て自社内のスタッフのみで行っていました。



一般的に社会保険労務士のターゲットと言われる規模を大きく超えていたからなのかもしれませんが、社会保険労務士から営業を受けたのは、僕が管理部門に在籍していた8年間でただの1回しかなく、それもほんの数秒の出来事でした(!)ですが、今振り返ってみると、社内に社会保険労務士に対してニーズが全く無かったのかと言われれば、そんな事は決してないと感じています。



そこで、今回から数回に渡り「大規模企業のニーズを満たす社労士のサービスを考えよう」と題して、僕が会社員だった当時を振り返り、大規模企業の社内に潜在的にどのようなニーズがあるのかを掘り起こしてみるとともに、そのニーズに応えることができるサービスを考えてみたいと思います。初回となる今回は、「営業してくれない社会保険労務士」についてのお話です。



 



営業してくれない社会保険労務士



ニーズを掘り起こす前に、まず僕が在籍していた管理部門が処理していたタスクの一部をリストアップしてみることにします。



 


給与計算、マーケットリサーチ、稟議書の作成、経営会議のコーディネート、経営会議議事録の作成、自動車メーカーや業界団体から提出を求められる調査票の作成、全社の月次損益計算の集計および収益性分析、就業規則のメンテナンス、法改正情報のキャッチと実務レベルへの落とし込み、リクナビのコンテンツ企画、採用試験、大学や新入社員とのやり取り、入社式のコーディネート、社員研修のコーディネート、役員からのオファーに基づくレポート作成、各拠点から寄せられるあらゆる相談への対応やコンプライアンスの確認などなど・・・


 



このように、大規模な企業に勤務する総合職の方がカバーする業務量は膨大で、かつ守備範囲は非常に広範なものとなります。ですから、業務を切り分けてアウトソースしたいというニーズは、業務を担当するスタッフには間違いなくあります。更に、その上司も部下の負荷を減らしたいというニーズを常に抱えています。ですが残念な事に、(少なくとも当時は)そういったアウトソーシング業務に関して営業をしてくれる社会保険労務士がそもそもいなかったので、社会保険労務士がどういった業務を処理してくれるのかを把握できず、どれほどの費用対効果が期待できるものなのかについて判断ができない状況にありました。



 



分かりやすいサービスラインナップを提供しよう



もちろん、何の準備もなく営業するだけでは、企業内で稟議を通してもらう事は難しいです。少なくとも、情報の受け手である企業側にとって分かりやすいサービスラインナップを提示する必要があります。



冒頭に触れた、社会保険労務士から営業を受けた際の話をもう少し詳しくお伝えしたいと思います。飛び込みで女性の社労士さんが営業に来られました。たまたま来客対応にあたった僕に向かって、その方はA4のニュースレターを1枚さっと手渡し、挨拶もそこそこに出ていかれたのです。その後ろ姿を見送りながらニュースレターに目を落としたのですが、デザインが稚拙な上にあまりにも情報が貧弱で、残念ながら上司に見せることができるレベルではありませんでした。せっかく勇気をふりしぼって飛び込み営業をしたのに、これでは何の意味もありませんよね。



企業にアプローチする際に利用するツールには、サービス内容や料金体系といった提供者側の情報を可能な限り豊富に、かつ分かりやすく掲載する必要があります。サービスの提供者である社会保険労務士側からアプローチして、自らの情報を何らかのコンテンツを介して分かりやすく説明するという行為自体が、そもそも全てのサービスのスタートになるのではないでしょうか。



 



さいごに



私は、自分自身の会社員時代の体験から、社労士の活躍できる領域は大規模な企業にも眠っていると感じています。次回以降も当時の事を思い返しながら、リアルに感じていたニーズを掘り起こすとともに、そのニーズを満たすことができると考えるサービスについてご紹介していきたいと思います。



 



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